- 2022/12/31 掲載
ファイザーなどの製薬会社、1月に米で350以上の薬価引き上げへ
背景にはインフレや供給制約による製造コスト上昇がある。また今年成立したインフレ抑制法は、メディケア(高齢者向け医療保険)が2026年から製薬会社との薬価交渉をできると定め、製薬各社は対応を準備している。
3アクシスの分析によると、グラクソスミスクライン、アストラゼネカ、サノフィも米国で値上げを計画している。
医薬品関連の非営利団体である46ブルックリンのデータによると、2022年に値上げされた医薬品は1400以上。
3アクシスのアントニオ・シアッシア社長は、製薬会社は年次の値上げが注目されるため、高めの価格で発売することに重点を置いてきたが、インフレ抑制法はその動きを加速させると予想。
「製薬会社は、発売時の価格を一段と綿密に調整する必要がある。そうすることで、将来、値上げができず収益力に悪影響が出る事態を避けられる」と述べた。
例年、1月は医薬品の値上げ発表が最も多い月で、価格引き上げがさらに発表される可能性が高い。
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