- 2023/01/04 掲載
午後3時のドルは130円後半へ小幅安、アジア株高で緊張緩和
年始休暇明けのドルは、朝方の高値131円半ばから130円半ばへ下落した後、130円後半で売買が交錯した。前日は米株市場でテスラやアップルが急落する波乱含みの出足となったが、アジア株が上昇へ転じたことで豪ドルがしっかり。ドル売り圧力が対円にも波及した一方、安値圏では実需を含めて押し目買いを集めたという。もっとも、市場筋によると取引量は普段より少なめだった。
ドルは3日のアジア市場で129.51円まで下落。昨年6月1日以来、半年ぶり安値を更新した。国内勢不在の薄商いの下、海外投機筋の日銀政策変更に関する思惑の高まりが、そのまま値動きに表れた格好だが、黒田東彦総裁が任期を迎える4月を前に「政府から総裁人事も含めた関連発言が増えてきたことも、思惑の広がりを助長している」(国内証券)という。
岸田首相は3日、文化放送のインタビューで、日銀との共同声明(アコード)について「新総裁と信頼関係を作り、政府と日銀がどう政策を進めるのか、信頼関係と連携のあり方の確認は、今後の大事な仕事だ」との考えを示した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 130.83/85 1.0568/72 138.28/32
午前9時現在 131.29/31 1.0544/48 138.45/49
NY午後5時 131.00/03 1.0546/50 138.18/22
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