- 2023/01/08 掲載
経験者採用拡大に意欲=新卒は縮小、希望重視―柿木丸紅社長
丸紅の柿木真澄社長はインタビューに応じ、「社会経験を持った人は喉から手が出るほど欲しい」と述べ、学校卒業後数年を経た社会人経験者採用の拡大に意欲を示した。新卒採用は縮小した上で、「やりたい仕事が明確な人を増やしたい」と、配属などで本人の希望をなるべく重視したい考え。
柿木氏は「卒業後3、4年働いて要領を覚え、別のことがしたいと思う人が増えている」と指摘。「他流試合をやって失敗を経験した人ほど価値がある」として、30歳前後の「第2新卒」らを積極的に採用する考えを示した。
新卒については、総合商社の場合、必ずしも希望通りの部署に配属されないことが「辞めるきっかけにもなる」。柿木氏は「(役割に応じた報酬で処遇する)ジョブ型のような働き方で応募してもらいたい」と構想を語った。
一方、洋上風力発電について柿木氏は「(入札への)参加を増やしたい」と強調。2022年末に始まった秋田県沖などを含め、今後複数の海域で公募が実施される見通しで、「経験と人材がある。貢献できる」と案件獲得に自信を見せた。丸紅は22年12月22日、秋田県の能代港で、大規模洋上風力の国内初となる商業運転を開始した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える丸紅の柿木真澄社長=2022年12月22日、東京都千代田区
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR