• 2023/01/11 掲載

23年世界成長、1.7%に急減速=日本は1.0%、米0.5%―主要中銀の同時利上げで・世銀予測

時事通信社

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【ワシントン時事】世界銀行は10日発表した最新の経済予測で、2023年の世界の実質GDP(国内総生産)を前年比1.7%増とし、昨年6月時点の前回予測から1.3ポイント下方修正した。米連邦準備制度理事会(FRB)を含む主要中央銀行が高インフレの抑制を目指して同時に利上げを進めていることで、世界的に著しい景気の冷え込みに見舞われるとしている。

米国と欧州、中国の三大経済圏は大幅に下方修正。これに歩調を合わせる形で、日本の成長率も1.0%と、前回予測から0.3ポイント引き下げられた。

米国の成長率はFRBの金融引き締めに加え、新型コロナウイルス危機対策の財政出動がなくなることで、0.5%にとどまる見通し。ユーロ圏も、ウクライナ侵攻を巡るロシアとの対立で同国産エネルギーの供給途絶が続くほか、欧州中央銀行(ECB)の利上げもあり、ゼロ成長を余儀なくされる。上半期はマイナス成長に陥ると予想された。

中国の成長率は4.3%に回復するが、前回予測からは0.9ポイント引き下げられた。コロナ禍による混乱が予想よりも長引く上に、不動産部門も低調に推移する見込み。ロシアも欧州向けエネルギー輸出減が響き、22年から2年連続でマイナス成長を記録するとみられている。

世銀は「世界的な景気後退リスクを和らげる緊急の措置が必要だ」と強調。各中銀はそれぞれの利上げが国境を超えて波及し、想定よりも金融が引き締められる可能性を考慮する必要があると訴えた。その上で、各中銀に協議を通じて過度な景気鈍化を回避するよう促した。

【時事通信社】

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