- 2023/01/11 掲載
気候対策促進は不適切=中銀は金融政策、規制担う―米FRB議長
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は10日、FRBが金融政策や銀行規制により気候変動対策を後押しするのは不適切との認識を示した。中央銀行が金融機関の規制を通じ、環境に優しい社会への移行を促すべきだとする、一部の主張に否定的な見解を示した。
パウエル氏はストックホルムで行われたスウェーデン中銀主催のパネル討論で、「議会による明確な立法がなければ、金融政策や(銀行)監督権限を環境に配慮した経済の促進、気候関連目標の達成に使うのは不適切だ」と明言。「われわれは気候政策当局者ではない」と述べ、中銀が気候変動対策に踏み込むべきではないと語った。
【時事通信社】
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