- 2023/01/11 掲載
景気一致指数11月0.5ポイント低下、3カ月連続マイナスも判断据え置き
[東京 11日 ロイター] - 内閣府が11日公表した昨年11月の景気動向指数(速報値、2015年=100)は、景気の現状を示す指標となる一致指数が前月比0.5ポイント低下の99.1となり3カ月連続でマイナスとなった。投資財出荷指数や小売販売額、輸出数量指数が悪化した。
一致指数の3カ月移動平均などから一定の方法で機械的に決める基調判断は「改善を示している」とし昨年2月以来の表現を据え置いた。
一致指数を押し下げたのは、半導体製造装置やコンベヤなどの出荷、冬物衣料販売、米国・アジア向け輸出の数量など。
先行指数は前月比1.0ポイント低下の97.6となり2カ月ぶりのマイナスだった。最終需要財在庫率や消費者態度指数、中小企業売上見通しなどが指数を押し下げた。
物価高に対する懸念や海外経済減速などが、影響したとみられる。
*内容を追加しました。
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