- 2023/01/19 掲載
利上げペース減速の用意、「0.25%が適切」=フィラデルフィア連銀総裁
ハーカー総裁は「高インフレは弊害で、経済的な非効率性をもたらし、経済的に余裕のない米国民に過度な打撃を与える」と指摘。インフレ抑制に向け、「景気を緩やかに減速させ、需要を供給と一致させる」ことが米連邦準備理事会(FRB)の目標で、政策金利を現行の4.25─4.50%を超える水準に引き上げる用意があると語った。
その上で「FRBが年内にあと数回の利上げを実施すると想定しているが、一度に0.75%ポイント引き上げる時期は確実に過ぎ去った」とし、「0.25%ポイント利上げが適切となる」と述べた。
さらに「幅広いモノのインフレが低下している兆候を確認し始めている」とし、コアインフレの伸びが今年は3.5%、来年は2.5%まで低下し、2025年には目標に回帰するという見通しを示した。
今年の米経済成長率は1%と予想し、景気後退に陥るとは見込んでいないと述べた。また、現在3.5%の失業が年内に4.5%に上昇した後、来年は4%に改善するという見通しを示した。
ハーカー総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。
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