- 2025/07/11 掲載
FRBのバランスシート縮小、当面続く可能性=ウォラー理事
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は10日、バランスシート縮小はまだ道半ばとの認識を示したほか、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げはなお可能と主張した。
ダラス連銀が開催したイベントで、金融システムが必要とする銀行準備金の水準が「十分な」レベルである可能性が高いことを考えると、FRBは保有する債券が満期を迎えても「しばらくの間」買い換えを行わず、準備金の残高を減らすことができると述べた。
FRBのバランスシートは現在6兆7000億ドル、銀行準備金は3兆3000億ドル。ウォラー氏は目標水準について、「仮定の話として」、バランスシートは5兆8000億ドル、準備金は2兆7000億ドルという数字を挙げた。
ウォーラー氏らは最近、7月29─30日のFOMCでの利下げに前向きな姿勢を示している。ウォラー氏は、関税に関連したインフレ上昇は一過性のものだとみている。
きょうの講演でも、自身の金利に関する見方は変わらないと述べた。現在の金融政策は「引き締め過ぎであり、7月に利下げを検討する可能性がある」とし「私は少数派だが、政治的なものではない」と語った。
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