- 2023/01/19 掲載
米景気「ほぼ横ばい」=成長ほとんど見込めず―FRB報告
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は18日公表した全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)で、国内の経済活動が昨年末から年始にかけて「ほぼ横ばい」との見解を示した。昨年11月時点の「横ばいか幾分拡大した」との判断を引き下げた。
報告は、調査対象の企業が「今後数カ月先は、ほとんど成長を見込んでいない」と指摘した。FRBがインフレ抑制のために急ピッチで進めた利上げの影響が、少しずつ景気に表れているようだ。
また一部の小売業者は、インフレによる物価上昇で消費者の購買力が落ち続けていると懸念した。利上げに伴うローン金利の上昇で、住宅市場が弱含んでいる状況も報告された。
【時事通信社】 〔写真説明〕米連邦準備制度理事会(FRB)本部=ワシントン(AFP時事)
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