- 2023/01/20 掲載
市場と十分対話を=日銀の政策運営で―全銀協会長
全国銀行協会の半沢淳一会長(三菱UFJ銀行頭取)は19日の記者会見で、日銀の金融政策運営について「市場と十分な対話を行いながら、適切に判断することを期待している」との考えを示した。市場では日銀による昨年12月の政策修正を「サプライズ」と受け止める向きが多かった。
大規模緩和策からの「出口戦略」では「賃金上昇を伴う物価上昇が展望できる局面が訪れれば、いずれかの段階で進めていくことになる」と述べた。日銀が昨年末に長期金利の許容変動幅の拡大を決めたことについては「現時点で実体経済への影響は大きくない」と指摘。その上で、マイナス金利政策が解除されれば、「住宅ローンや企業向け貸し出しの適用金利上昇につながる可能性がある」とも語った。
また、日銀が18日、金融機関への資金供給策拡充を決めたことについては「市場金利に抑制効果が波及する可能性がある」との見方を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕全国銀行協会の半沢淳一会長(三菱UFJ銀行頭取)
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