生乳の取引価格上昇に伴い、今春に乳製品が相次いで値上げされる。森永乳業は１日、「ビヒダス

プレーンヨーグルト」（４００グラム）の税別希望小売価格を４月１日に２４０円へ１０円引き上げると発表。明治も「北海道十勝スライスチーズ」などの値上げを決めた。生乳価格の上昇は、乳牛の餌や電気・ガス代などの高騰が背景で、両社は昨年１０～１２月にも乳製品の価格を引き上げている。

森永乳業はヨーグルトやチーズのほか、家庭用アイス「ピノ」など１４６品を３月以降に値上げする。値上げ率は最大２８．９％で、一部は内容量を減らす実質値上げ。「クラフト

切れてるチーズ」（１４８グラム）など家庭用チーズ６品は内容量を１割前後減らす。

明治も４月に家庭用チーズ３３品を最大１３．０％、「ブルガリアヨーグルトＬＢ８１」などヨーグルト５７品を最大５．９％引き上げる。

【時事通信社】 〔写真説明〕森永乳業が値上げする「ビヒダス

プレーンヨーグルト」（４００グラム）（同社提供）