- 2023/02/07 掲載
印アダニ問題がデモに発展、グループ時価総額1100億ドル超消失
空売りで知られる投資会社ヒンデンブルグ・リサーチが先月下旬に批判的な報告書を公表して以来、アダニの株価は急落し、グループ全体で1100億ドル以上の時価総額が消失。金融システム全体に影響が及ぶリスクが懸念されている。
この問題を巡り議会調査委員会の設置を先週要求した野党は、モディ首相とアダニの緊密さを問題視している。グループを率いるゴータム・アダニ氏とモディ首相は同じ州の出身。アダニ氏は首相との関係から恩恵を受けたという野党の主張を繰り返し否定し、モディ政権もアダニを優遇しているとの指摘を否定している。
デモ参加者は国営のインド生命保険会社やステート・バンク・オブ・インディアによるアダニへの投資にも怒りの声を上げた。
ニューデリーのデモでは参加者がアダニに抗議するスローガンを叫び、一部はバリケードを突破して警察に拘束された。
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