- 2023/02/07 掲載
第4四半期の与信基準は厳格化、需要減少=FRB融資担当者調査
事業者向けは、商業・工業企業、商業用不動産への与信基準が厳しくなった。同時にこうした借り手の融資需要も減退した。
調査によると、消費者向けでは、不動産およびそれに関連する融資について、与信基準が厳格化され需要も減少した。自動車、クレジットカード、その他の消費者向け融資に関しても同様の傾向が報告された。
第4・四半期に融資全体で見られたこうした傾向が23年も続くとの見方が示された。FRBは「銀行は総じて、全ての種類の融資において、与信基準の厳格化、需要減少、質の悪化を予想している」とした。
JPモルガンのアナリスト、ダニエル・シルバー氏は、今回の調査結果について「多くの項目で好ましくない変化があった」と指摘した上で「経済の弱体化を裏付けているように見える」と述べた。
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