- 2023/02/07 掲載
財閥アダニ問題、直ちに大きな経済的影響ないと想定=スズキ副社長
[東京 7日 ロイター] - スズキの鮎川堅一副社長(インド事業本部管掌)は7日の決算会見で、不正会計疑惑に揺れるインド財閥アダニ・グループ問題の経済的な影響について、同グループがインフラ投資に積極的なため、「まだまだ想定できないところではある」としながらも、「直ちに何かネガティブな大きな影響が出ることはないのでは」との見方を示した。
鮎川副社長は、アダニについて「しっかりした事業活動をされてる企業と理解している」と述べ、新聞報道や政府の調査結果などをみながら「様子を見たい」と語った。
アダニ・グループは富豪ゴータム・アダニ氏率いる新興財閥で、インド国内の港や高速道路、発電所、空港などインフラ投資・整備を手掛ける企業として台頭してきた。米投資会社による不正会計疑惑の指摘を受け、アダニの株価が急落。金融市場の混乱を招いており、影響の広がりが懸念されている。
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