- 2023/02/07 掲載
景気動向指数12月は前月比0.4ポイント低下、輸出悪化で判断下方修正
[東京 7日 ロイター] - 内閣府が7日公表した2022年12月の景気動向指数は、足元の景気を示す一致指数が前月比0.4ポイント低下の98.9となり、4カ月連続のマイナスだった。先行指数は同0.5ポイント低下の97.2で、2カ月連続のマイナス。
このため、基調判断を従来の「改善を示している」から「足踏みを示している」に下方修正した。下方修正は2021年9月以来1年3カ月ぶり。
一致指数は、輸出数量指数の大幅な悪化や鉱工業用生産財出荷指数の悪化が響いた。半導体・電子デバイス関連を中心に中国向け輸出・出荷が減少したほか、生産関連全体が弱いのが響いた。自動車の部品不足改善で耐久消費財出荷などは指数を押し上げた。
先行指数は鉱工業用生産財在庫率や新規求人数の悪化が指数を押し下げた。マネーストックや東証株価指数もそれぞれ悪化した。
長期的なトレンドを示す7カ月後方移動平均値をみると、一致指数は前月比でプラスを継続しているが、先行指数は2022年9月以降前月比マイナスが続いている。
*内訳など詳細を追加しました。
PR
PR
PR