• 2023/02/17 掲載

米インフレ依然高すぎ、一段の利上げに前向き=クリーブランド連銀総裁

ロイター

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[16日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は16日、インフレは依然高すぎるとし、他の連邦準備理事会(FRB)当局者が前回の会合で想定した以上に金利を引き上げることに前向きという見解を示した。

メスター総裁は「非常に緩和的なスタンスから制約的なスタンスに政策を移行させるためにかなりの道のりを進んだが、まだやるべきことがあると確信している」とし、最近の指標を受けて「インフレが2%に回帰する持続可能な道筋を確実にするために、フェデラルファンド(FF)金利を5%以上に引き上げ、十分に制約的となるようしばらくその水準を維持する必要があるという考えは変わっていない」と述べた

メスター総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っていないが、持っていればより大幅な利上げを容認していただろうとし、「金融市場参加者の期待はさておき、私見では0.50%ポイント利上げを正当化する説得力のある経済的根拠を確認している」とした。

さらに「昨夏以降、インフレが幾分鈍化したことは喜ばしいニュース」としつつも、「インフレ率の水準が重要で、なお高すぎる」と強調。今週発表された1月の米消費者物価指数(CPI)が前月比で上昇し、基調インフレに改善が見られなかったことは、インフレが2%に戻りつつあるという向きに対する「教訓」になるという認識を示した。

メスター総裁は「多くの理由から、インフレ見通しに対するリスクは引き続き上方に傾いている」と指摘。「物価安定への移行には時間がかかり、痛みが伴なわないわけではない」と述べた。FRBの政策の影響で「今年の成長率はトレンドを大きく下回り、労働市場では雇用の伸びが鈍化し失業率が非常に低い水準から上昇するだろう」とし、これによりインフレと賃金圧力が緩和し、「今年はインフレ面で良好な進展を遂げる」という見通しを示した。

また、FRBは2%とするインフレ目標を引き上げる意向はないとし、「そうする理由もない」という認識を示した。

米経済が景気後退に陥ることは想定していないとも述べた。

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