- 2023/02/17 掲載
米1月一戸建て住宅着工4.3%減 建設許可も1.8%減
上昇していた住宅ローン金利が緩和され、住宅建設業者の信頼感指数も改善を示しており、落ち込んでいた住宅市場は底打ちが近づいていることが示唆された。
一戸建ては住宅建設の大部分を占めている。着工件数が前月より減ったのは北東部と西部で、西部はカリフォルニア州での洪水の打撃も受けたとみられる。一方、大市場の南部と中西部で増えた。
5戸以上の集合住宅の着工件数は5.4%減の年率換算で45万7000戸となり、賃貸住宅需要に下支えされた。
一戸建てと集合住宅を合わせた全体の住宅着工件数は年率換算で前月比4.5%減の130万9000戸となり、2020年6月以来の低水準。ロイターによる市場予想は136万戸だった。前年同月比は21.4%減。
一方、一戸建ての建設許可件数は1.8%減の71万8000戸だった。5戸以上の集合住宅は0.5%増の56万3000戸。全体では0.1%増の133万9000戸となった。
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、期間30年の住宅ローン固定金利平均は6%強となっており、昨年11月上旬の7.08%から緩和した。
全米住宅建設業者協会(NAHB)が15日発表した2月のNAHB/ウェルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は5カ月ぶりの高水準。上昇幅は、新型コロナウイルス感染拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)措置が解除された時期を除けば2013年6月以来の大きさだった。
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