- 2023/02/24 掲載
米国株式市場=値動き荒い展開、S&P5営業日ぶり反発
このところの指標は経済の強さを示しており、政策当局者もタカ派的なメッセージを発している。
23日に発表された新規失業保険週間申請件数は予想外に減少し、労働市場が引き続き逼迫していることを示した。
また、第4・四半期の国内総生産(GDP)改定値は堅調な伸びを示したが、主に在庫増加が要因だった。
ナティクシス・インベストメント・マネジャーズ・ソリューションズのリード・ポートフォリオストラテジスト、Jack Janasiewicz氏は、強気派も弱気派もそれぞれに多くの材料があると指摘。不透明感が強く、そのためレンジ相場となったと語った。
S&P500はこの日、一時50日移動平均線(3980ポイント)を下回って推移していたが、午後に入り切り返した。
半導体大手エヌビディアの好決算などが支援材料となった。同社が22日に示した第1・四半期(2─4月)売上高見通しは、人工知能(AI)を使った自動応答ソフト(チャットボット)などAI技術強化に向けた企業の支出拡大が追い風となり、市場予想を上回った。
エヌビディアに加え、ブロードコム、クアルコムなど他の半導体株も上昇。フィラデルフィア半導体指数も上昇した。
S&P主要セクターも多くが上昇。原油価格の上昇に支援され、エネルギーの上げが目立った。同指数は前日まで7営業日続落していた。
一方、通信サービスは5営業日続落。ネットフリックスの下げが重しとなった。同社は一部の国で利用料を値下げしたことを明らかにした。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 33153.91 +108.82 +0.33 33175.39 33272.40 32795.67
前営業日終値 33045.09
ナスダック総合 11590.40 +83.33 +0.72 11636.93 11638.98 11432.58
前営業日終値 11507.07
S&P総合500種 4012.32 +21.27 +0.53 4018.60 4028.30 3969.19
前営業日終値 3991.05
ダウ輸送株20種 14707.94 +154.55 +1.06
ダウ公共株15種 929.56 -5.07 -0.54
フィラデルフィア半導体 2988.81 +96.42 +3.33
VIX指数 21.14 -1.15 -5.16
S&P一般消費財 1135.21 -1.00 -0.09
S&P素材 508.01 +0.93 +0.18
S&P工業 851.92 +3.38 +0.40
S&P主要消費財 763.31 -1.65 -0.22
S&P金融 591.76 +0.83 +0.14
S&P不動産 243.94 +2.37 +0.98
S&Pエネルギー 645.39 +8.10 +1.27
S&Pヘルスケア 1514.86 +4.03 +0.27
S&P通信サービス 174.89 -1.16 -0.66
S&P情報技術 2415.19 +38.73 +1.63
S&P公益事業 337.24 -1.64 -0.48
NYSE出来高 9.05億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 27235 + 105 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 27230 + 100 大阪比
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