- 2023/02/28 掲載
カナダ財政赤字、22年4─12月は55億4000万カナダドル
前年同期は701億1000万カナダドルの赤字だった。
22年4月─12月の歳入は前年同期比11.4%増え、幅広い分野で収入が増えた。歳出は12.3%減り、財務省によると新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)対策の終息に伴って個人・企業への支給が大きく減ったのが要因。
公債費の増加は利上げと、実質利回り債券のリターンの利回りが上昇したのが主な要因。利回りは消費者物価指数(CPI)の水準が連動している。
同時発表した22年12月の財政赤字は19億8000万カナダドル。前年同月は35億8000万カナダドルの黒字だった。
カナダ銀行(中央銀行)は、高インフレ抑制のため過去1年で記録的なペースで利上げを進めてきた。昨年6月にCPIの上昇率は約40年ぶりの大きさとなった。
中銀は今年1月、政策金利である翌日物金利の誘導目標の0.25%ポイント引き上げて4.5%とすることを決め、15年ぶりの高水準となった。同時にこれまでの利上げの効果を見極めるため、金利を据え置く可能性が高いと説明した。
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