• 2023/03/03 掲載

利上げ幅0.25%を支持、効果発現は春以降=アトランタ連銀総裁

ロイター

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[ワシントン 2日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は2日、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの影響が本格的に発現するのは今春以降となる可能性があると述べた。また、この点が当面は0.25%ポイントの「緩やかな」利上げを行う根拠になるとの認識を示した。

ボスティック氏は記者会見で「私はまだ、ゆっくりと着実に行動することが適切と考えている」としながらも、このところ発表された予想以上に強いインフレ指標がFRBの政策をどう左右するか、まだ検討中であり、インフレが減速しなければ利上げを継続する用意があると述べた。

FRBの政策金利は、1年前のゼロ近辺から2月時点では4.5─4.75%の「制約的」水準まで上昇した。ボスティック氏は利上げの停止点に近いかも知れないとした上で、さらに0.5%ポイントの利上げが必要だと考えているが、それは今後の指標次第だと述べた。

ボスティック氏は、今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。

ボスティック氏によると、アトランタ地区連銀のスタッフ間では現在、これまでの急激な利上げがなぜ家計・企業支出の抑制につながらないのかを巡り、一段の高金利が必要との主張が聞かれる一方、金融引き締めが影響を及ぼすのは時間の問題との考えを示す者もおり、意見が割れているという。

同連銀管内の企業幹部は需要は堅調とみており、懸念は個別企業の要因ではなくマクロ経済に関連したものだという認識を示していると指摘。リスクは現在ほぼ均衡しているとした。

また、企業は賃上げのペースを減速させる一方、雇用は増やす計画である点も指摘。労働市場を「何らかの形で」減速させることが必要だが「壊滅的」打撃を与えてはならないとし、「ゆっくりと着実に」政策変更を行うことがハードランディングのリスクを減らすと述べた。

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