- 2023/03/04 掲載
米金利5.5─5.75%までの上昇、想像可能=リッチモンド連銀総裁
バーキン総裁はスタンフォード大学の経済政策研究所(SIEPR)で行った講演後に記者団に対し、インフレが予想以上に速いペースで低下することも予想されるとし、そうなればFRBの金利の道筋はそれほど高くなくなると述べた。ただ、来年の今頃までFRBが利下げに着手している公算は小さいとの考えを示した。
バーキン氏は講演で、現時点で利上げを一時停止する根拠は理解できないとし、小幅な利上げを行っていけば、必要以上の引き締めが実施された場合でも、政策が大きく行き過ぎることはないとの考えを示した。
金利は現在制約的な水準にあり、景気を減速させる方向に働いていると指摘。ただ、FRBは金利がインフレ低下に十分な高い水準にあると「感じる」必要があると述べた。
また、インフレの制御には一段と長い時間がかかると予想。ただインフレ目標を3%とする根拠は現時点では見当たらないとし、インフレ目標の変更は害をもたらすとの考えを示した。
関連コンテンツ
PR
PR
PR