- 2023/03/07 掲載
ECBはあと4回の0.5%利上げを─オーストリア中銀総裁=独紙
現在の傾向に基づくと、3月、5月、6月、7月に0.50%ポイントの利上げを実施することが望ましいと指摘。「インフレ低下には非常に長い時間がかかる」とし、「今後12カ月以内に金利がピークに達することが望みだ」とした。
ホルツマン総裁が主張しているように0.50%ポイントの利上げが4回実施された場合、中銀預金金利は4.5%に引き上げられるが、これは市場が織り込んでいるターミナルレート(政策金利の最終到達点)の4%を大きく上回る。また、他の政策当局者はこれまで公の場で4.5%への引き上げについて言及していない。
ホルツマン総裁は「近い将来、インフレ率を2%に回帰させたいのであれば、制約的にならざるを得ない」とし、中銀預金金利が4%に引き上げられるだけで成長が制約され始めると主張。また、ECBに対し、場合によってはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)における償還金全額の再投資を予定より早期に終わらせることを通じてバランスシートの縮小を加速させるよう求めた。
関連コンテンツ
PR
PR
PR