- 2023/03/07 掲載
LME、ニッケル取引停止で新たに2件の訴訟に直面
LMEは昨年3月8日、ニッケル相場が異常な値動きをしたとの理由で数十億ドル規模の約定を全て取り消した。こうした措置は1988年以降で初めて。
この取引停止に対して既にヘッジファンドのエリオット・アソシエーツとジェーン・ストリート・グローバル・トレーディングがそれぞれ損害賠償を求めてLMEを提訴している。
LMEを所有する香港取引所が6日公表した声明によると、今回さらにAQRキャピタル・マネジメントなどヘッジファンド5社と、コモディティー・アセット・マネジメントら資産運用会社5社がいずれも賠償請求を申し立てた。
事情に詳しい関係者はロイターに、該当する法律に基づいて賠償を請求できる権利の期限が迫る中で、新規の訴訟が出てきたとの見方を示した。
香港取引所は、LME側としてこれらの訴えに正当な法的根拠はないと考えていると改めて表明した。
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