中国の商業用住宅販売、1年2カ月ぶり増加　住宅相「回復を確信」

[北京 ７日 ロイター] - 中国の倪虹・住宅都市農村建設相は７日、１─２月の新築・中古商業用住宅販売が１年２カ月ぶりに増加したと明らかにした。全国人民代表大会（全人代）の合間に記者団に述べた。

「不動産市場が安定化し、回復すると確信している」とし、「供給と需給の双方に好ましい影響が起きている」と述べた。

また、新型コロナウイルス関連規制の解除後、以前をはるかに上回るペースで多くの住宅プロジェクトが再開されていると指摘。新築住宅の内覧が大幅に増え、取引件数が著しく改善しているとした。

不動産市場のボラティリティーを防ぐ方針も示し、投機をけん制。「住宅は居住のためで、投機のためではない」と強調した。

５日の全人代開幕に当たり公表された政府活動報告は、不動産市場にリスクが残っていることを警告するとともに、この分野の安定した発展を促進し、開発業者による無秩序な事業拡大を防止すると記した。