- 2023/03/09 掲載
0.5%利上げ「決めていない」=指標踏まえ判断―米FRB議長
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は8日、下院金融サービス委員会で証言し、21、22の両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅について「何も決めていない」と強調、今後発表される経済指標を踏まえて判断する意向を示した。市場では、根強いインフレを背景に、FRBが利上げ幅を0.5%へ拡大するとの観測が強まっている。
パウエル氏は前日、上院銀行委での証言で、利上げを加速する可能性を示唆していた。FRBは前回2月の会合で、利上げ幅を0.5%から通常の0.25%へ縮小したばかりだが、パウエル氏の発言で再拡大の可能性が急浮上した。
パウエル氏は金融政策について「前もって決めておらず、指標により導かれる」と語った。一方で「インフレ率は低下しているが、非常に高い」と警戒感を示し、政策金利の到達点が「想定より高くなる可能性がある」と明言した。
【時事通信社】
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