- 2023/03/09 掲載
午後3時のドルは136円後半へ反落、日銀会合後の円高警戒
きょうのドルは朝方の高値137円半ばからじり安。午後には136円後半まで売られた。これまでドルを買い込んだ向きが、あすの日銀会合などを前に、いったん持ち高を圧縮する動きが見られたという。
黒田東彦総裁にとって任期最後となるあすの会合で、政策変更を予想する声はほとんどない。しかし「次期総裁への置き土産として、緩和修正に向けた調整的な措置を講じる可能性は否定できない」(外銀)との思惑も根強く、円売りポジションを縮小して、円高リスクに備える参加者が少なくないようだ。
今週に入り動きが目立っている通貨オプション市場では、1週間物の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)が前週後半の8%台から、18%台へさらに上昇。プットオプションとコールオプションの格差を示すリスクリバーサルも、新型コロナが急拡大し世界経済が急停止した20年4月以来の水準へ達するなど、円高進行に備える動きが広がっていることを示している。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 136.81/83 1.0550/54 144.36/40
午前9時現在 137.20/22 1.0547/51 144.74/78
NY午後5時 137.34/37 1.0544/48 144.82/86
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