- 2023/03/10 掲載
暗号資産技術の恩恵享受にはガードレール必要=バーFRB副議長
最近の暗号資産市場の混乱は、暗号資産分野が伝統的な銀行に依然としてリスクをもたらし得ることを明確にしているが、規制当局が警鐘を鳴らしているため、その影響は限定的と指摘。前日には暗号資産(仮想通貨)関連企業を中心に取引する銀行持ち株会社の米シルバーゲート・キャピタルが業務を停止し自主的に清算する計画を発表したが、「こうした流動性の懸念はバランスシートの大半を暗号資産などでまかなっている銀行にとって特に深刻」とした。
また、暗号資産分野で銀行が果たす役割はないと述べるにとどめた一方、規制当局は企業が安全かつ健全な状態を保ちながら暗号資産分野で何が行えるかを把握することに忙殺されていると言及。暗号資産を支える技術が金融市場および決済システムをより効果的かつ手頃な価格にさせる可能性があるとした。
その上で「われわれの目標は消費者と金融システムに幅広く恩恵をもたらすイノベーションのための余地を作りながらガードレールを創出することだ」と語った。
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