- 2023/03/11 掲載
米雇用2月は予想上回る31.1万人増、失業率3.6%に上昇
[ワシントン 10日 ロイター] - 米労働省が10日発表した2月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は31万1000人増加し、市場予想を上回る伸びとなった。雇用の堅調さが改めて示され、米連邦準備理事会(FRB)による利上げが長期化する可能性が高まった一方、賃金インフレが落ち着く兆しも示された。
ロイターがまとめた市場予想は20万5000人増加だった。市場予想は7万8000人増から32万5000人増まで幅があった。
1月分は51万7000人増から50万4000人増に下方改定された。
時間当たり平均賃金は0.2%上昇。1月は0.3%上昇していた。前年同月比は4.6%上昇。1月は4.4%上昇だった。
失業率は3.6%で、1969年5月以来の低水準だった前月の3.4%から上昇した。
一方、現在は職を探していないが働く用意のある人(縁辺労働者)や正社員になりたいがパートタイム就業しかできない人を含む広義の失業率(U6)は1月時点で6.6%。これは就業可能者が1090万人と1月末の求人件数1080万件を上回り、労働市場が均衡していることを示唆する。
2月のU6失業率は6.8%だった。
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