- 2025/05/10 掲載
米株式ファンドの資金流出 4週連続、関税巡る不透明感で
米大型株ファンドは136億ドル、中型株は11億2000万ドル、小型株は9億1700万ドルの売り越しだった。
セクターファンドは28億9000万ドルの売り越し。金融は11億8000万ドル、テクノロジーは5億700万ドル、金属・鉱業ファンドは4億2000万ドル、それぞれ流出した。
一方、米国債券ファンドは35億3000万ドルの買い越し。週間の買越額としてはこの8週間で最大だった。
短中期国債ファンドは11億5000万ドルの買い越し。前週は7億6500万ドル売り越していた。地方債ファンドは10億6000万ドルの買い越し。
一方、マネー・マーケット・ファンドは284億ドルの買い越し。買越額は、約2カ月ぶりの大きさだった。
米国が8日、英国との貿易交渉で合意したことで、他国との交渉の進展に慎重ながらも期待感が出ている。トランプ米大統領も、中国との協議次第では関税引き下げにつながる可能性を示唆した。
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのマーク・ヘーフェル最高投資責任者(CIO)は「米国株式は投資先として魅力的だと見ており、S&P総合500種株価指数の年末目標を5800ポイントとしている」と述べた。
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