- 2023/04/04 掲載
米ISM製造業景気指数、3月は46.3に低下 2年10カ月ぶり低水準
製造業は米経済の11.3%を占めており、指数が50を下回ると縮小を示す。5カ月連続で50を下回った。新規受注の縮小が続き、信用状況が引き締まる中で、製造業の活動は今後さらに低下する可能性もある。
米連邦準備理事会(FRB)が高インフレを抑えるために利上げを進めているのを背景に、信用取引されることが多いモノへの需要が減少。最近の米地銀2行の経営破綻が金融部門を圧迫し、需要を押し下げる可能性がある。
3月の新規受注指数は44.3と、2月の47.0から低下。需要の落ち込みとサプライチェーン(供給網)の改善を反映し、受注残が引き続き減った。
3月の供給業者の納入を示す指数は44.8と、2月の45.2から低下した。50を下回ると工場への納品が速くなることを示す。
3月の投入価格指数は49.2と、2月の51.3から低下。インフレを抑えられるかどうかの焦点はサービス業に移行している。
3月の雇用指数は46.9と、2月の49.1から低下した。この指数は振れが大きく、雇用統計の製造業雇用者数の適切な目安とは見なされていない。
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