- 2023/04/05 掲載
IMF、ノンバンク部門の監督強化呼びかけ
3月には欧米で銀行の経営破綻や、金融機関の経営危機が発生。来週にはIMFと世界銀行がワシントンで半期に一度の中央銀行・財務大臣会合を開く。
2008年の金融危機以来、各国政府は金利を低く抑えることで経済成長を促す一方、伝統的な銀行に対する監視を強化した。
調査によると、結果として何兆ドルもの金融資産が、利益追求でよりリスクの高い投資を行う可能性のあるヘッジファンドや保険会社、年金基金といった銀行部門以外の手に渡るようになった。しかし、それらの保護措置や、監督に必要な公開データは乏しい。
IMF高官は同時に発表されたブログで、政策立案者はノンバンク金融仲介機関での「混乱に対処するための適切な手段を必要としている」とし、「強固な監視や規制、監督が必須要件だ」と記した。
調査に携わった3人の執筆者は、特に英国で政府の景気刺激策が悪循環を引き起こした昨年の債券危機を例示した。
調査は、中央銀行は依然として危機に直面する可能性があるものの介入は一時的にすべきで、最大の脅威をもたらす特定の分野に的を絞り、規制当局の厳格な監督下で特別融資制度へのアクセスを提供したり、最後の貸し手として行動したりすべきだと言及した。
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