• 2023/04/05 掲載

欧州の銀行、信用リスクの外部移転を積極化 SRT組成過去最高

ロイター

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[5日 ロイター] - 欧州の銀行は、融資ポートフォリオにおけるリスクを軽減し、財務体質を改善するために、ヘッジファンドなどの投資家との間でオーダーメード取引を行うことが増えていると、複数の関係者がロイターに語った。

これは「シグニフィカント・リスク・トランスファー(SRT)」と呼ばれる、信用リスクを外部に移転する取引だ。規制当局によると、欧州中央銀行(ECB)の監督下にある金融機関は昨年、過去最高となる1740億ユーロ(1890億ドル)相当のSRTを組成している。

法律事務所のクリフォード・チャンスによると、金融機関は融資の一部リスクを軽減することで、潜在的な損失をカバーするために確保しなければならない資本を大幅に削減することが可能になる。市場関係者2人によると、銀行は通常、融資ポートフォリオの7─12%ほどに相当する損失リスクを外部に移せるという。

投資家にとっては、上場している多くの債券資産よりもリターンの変動が小さく、融資プールの質によっては、銀行に提供する保証に対してクーポンの形で高い見返りを得られるという点で魅力的だ。

バークレイズのコーポレートローンポートフォリオマネジメント部門の幹部ジェイソン・マーロー氏は「投資家の関心は高まっている」とし、これまでSRTの組成頻度が3年に1回程度だった銀行が年に「1回または複数回」のペースで組成可能になっているという。

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