- 2023/04/06 掲載
フェデックスが配送部門統合、コスト圧縮で競合他社に対抗へ
新型コロナウイルスのパンデミック期間に生まれたいわゆる「ネット通販バブル」がはじけ、景気後退(リセッション)の影もちらついているため、フェデックスのラジ・スブラマニアム最高経営責任者(CEO)は業務効率化の推進を迫られている。アクティビスト(物言う投資家)のD・E・ショーも経営改革を求め、取締役を送り込んだ。
こうした中でスブラマニアム氏は「わが社の組織を再編する時期になったと考えている。われわれはよりスリムで機動的となり、顧客の競争力向上を支援し、世界で最も優れた物流ネットワークの称号を勝ち取るという使命を遂行する態勢を強化する」と説明した。
統合する新部門は来年6月から全ての配送事業を一手に担うことになる。これは2025年末までに恒久的な経費を会社全体で40億ドル減らそうという包括的な計画の一環だ。
ライバルのUPSは既にこうした一体的で効率性の高い組織運営を行い、フェデックスを業績面で上回ってきた。
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