- 2023/04/14 掲載
ECB、次回0.25%もしくは0.5%利上げの公算=スロベニア中銀総裁
ECBは昨年7月以降、合計3.5%ポイントの利上げを実施。インフレ率は急速に低下しているものの、広範な物価圧力が長引き、賃金上昇ペースがここ数年で最も速いことから、ECB当局者はまだやることは残っているとの見解を示している。
バスレ銀総裁はロイターに対し「金融引き締めを続けなければならない」とし、予想されるECBの次回理事会での利上げ幅について語るのは「時期尚早」としながらも、「自分自身としては0.25%と0.50%の利上げの選択肢を検討している」と述べた。
その上で「総合インフレ率は低下しているが、コアインフレ率に注目している。コアインフレ率は誤った方向に動いている」とし、コアインフレの動向が主な懸念材料になっていると指摘。「労働市場と賃金の動向はインフレを評価する際に最も重要な要素で、ECBの政策決定に大きな影響を及ぼす」と述べた。
同時に、先月の銀行セクターの混乱を受けた不確実性はなお高いとの認識を示し、利上げで経済の弱点が表面化するかどうかECBは注意深く観察しなければならないとも語った。
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