- 2023/04/17 掲載
スリランカ債務再編案、民間債権者が政府に提示=関係筋
約1年前のデフォルト(債務不履行)以降初めての提案で、スリランカ当局に働きかける最初の正式なステップになるという。
提案の詳細は現時点で明らかになっていない。
政府はコメント要請に応じなかった。債権者委員会の広報担当者はコメントを控えた。
約30の債権者で構成する同委員会には、世界的な投資会社であるアムンディ・アセット・マネジメント、ブラックロック、HBKキャピタル・マネジメント、ティー・ロウ・プライス・アソシエイツが含まれる。
関係者によると、債権者と政府当局者は14日までの週にワシントンで会合を開催。双方の法律・金融アドバイザーが同席した。
これとは別に、先進国で構成するパリクラブ(主要債権国会議)は14日、スリランカの2国間債務について再編交渉開始を目指すと表明した。日本、フランス、インドの財務相とスリランカ当局が委員会を立ち上げたことを受けた。
スリランカの2国間融資で最大の債権国である中国はこれに参加していない。
中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁はワシントンで開催された国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季会合のセミナーで、スリランカの債務再編を調整する日本主導の枠組みに参加する可能性について聞かれ、「われわれが協力し、平等かつ公平に負担できれば、問題を解決できると思う」と述べた。
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