- 2023/04/24 掲載
米テスラ、「オートパイロット」事故巡り勝訴
カリフォルニア州に住むテスラ「モデルS」の所有者が2020年に同社を相手取って起こした裁判で、原告はオートパイロット作動中に車が旋回し、エアバッグが開いた際にあごや歯に強く当たり、顔の神経障害を引き起こしたと主張。オートパイロットとエアバッグの設計に不具合があったとして、300万ドル超の損害賠償を求めていた。
テスラは裁判所への提出資料で、説明書で警告しているにもかかわらず、原告は街中でオートパイロットを使用したと主張し、事故の責任を否定した。
陪審団は、エアバッグが安全に作動しなかったとは言えず、テスラが故意に危険性を開示しなかったわけでもないと判断。原告の損害賠償請求を退けた。
評決後、複数の陪審員はロイター通信に対し、テスラはオートパイロットの機能について、完全な自動運転システムではないことを明言しており、運転手の不注意が原因だとの見方を示した。
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