- 2023/04/25 掲載
米ファースト銀、預金4割減=最大25%の人員削減
【ニューヨーク時事】米中堅銀行ファースト・リパブリック銀行は24日、3月末時点の預金残高が1045億ドル(約14兆円)となり、昨年末時点の1764億ドルから4割減少したと発表した。3月のシリコンバレー銀行など米中堅2行破綻による金融不安で「空前の預金流出」(幹部)に見舞われた。財務基盤改善のため、6月末までに最大25%の人員を削減。「戦略的な選択肢」を追求すると表明し、身売りなどを検討する考えを示唆した。
3月にJPモルガン・チェースなど米金融大手が計300億ドルの預金を預け入れる形で支援しており、この支援分を合わせると約1000億ドルが流出した計算となる。4月21日時点の預金残高は1027億ドルで、「3月末以降は安定している」という。
【時事通信社】 〔写真説明〕米ファースト・リパブリック銀行の支店に掲げられた看板=3月20日、カリフォルニア州サンタモニカ(AFP時事)
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