- 2023/06/16 掲載
米経済の軟着陸とインフレ低下、新興国への資金流入を促進=IIF
IIFは、今年の米経済成長率を1%、年末時点のインフレ率を3.1%と予想した。
IIFの推計では、新興国市場全体の資金フローは今年、約1730億ドルの純流出となる見通し。外国からの流入が増える一方、居住者からの流出は減る結果、純流出額は昨年の5220億ドルから大きく縮小する見通しだ。
中国を除く資金フローは今年、800億ドルの純流入となる見通し。昨年は2210億ドルの純流出だった。
中国への正味の外国直接投資は今年、過去18年間で最低にとどまる見込み。中国の景気回復スピードが遅いのに加え、ロシアのウクライナ侵攻を受けて政治的リスクが意識され、投資家は中国以外の地域に手を広げている。IIFはこうした動向が特に中南米にとって好条件になる可能性があると指摘した。
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