ＮＹ・フィラデルフィア連銀業況指数、6カ月先が1年超ぶり高水準

[１５日 ロイター] - 米ニューヨーク（ＮＹ）連銀およびフィラデルフィア地区連銀が１６日に発表した製造業に関する月次調査で、６カ月先の業況指数がともに１５カ月ぶりの高水準となった。米北東部の製造業者は新規受注と出荷が短期的に改善し、価格圧力が一段と緩和するとみている。

ＮＹ連銀の６カ月先業況指数の改善は２カ月連続。声明で「今後６カ月間に状況が改善すると企業がより楽観的になっていることを示唆している」としたほか、「新規受注と出荷の小幅上昇と雇用拡大が予想される」とした。

フィラデルフィア地区連銀の６カ月先業況指数は予想される活動の拡大と縮小の境目となるゼロを２月以降で初めて上回った。

いずれも２０２２年３月以来の高水準となった。

一方、業況指数はまちまち。フィラデルフィア地区連銀の業況指数は１０カ月連続でゼロを下回ったが、ＮＹ連銀の業況指数はゼロを上回り、前月からの上昇幅は過去３年間で最大となった。