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  • 米リバースレポ応札額が2兆ドル割れ、Tビル発行増で資金シフト

  • 2023/06/16 掲載

米リバースレポ応札額が2兆ドル割れ、Tビル発行増で資金シフト

ロイター

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[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が15日実施したリバースレポの応札額が、昨年6月以来1年ぶりに2兆ドルを割り込んだ。債務上限問題の決着に伴う短期国債(Tビル)の発行急増が影響している。

翌日物リバースレポの応札額は1兆9920億ドル、適用金利は5.05%だった。

米財務省は手元資金の拡充を急ぎ、特にTビルとキャッシュマネジメント・ビル(CMB)の発行に力を注いでいる。先週公表された6月末の現金残高見通しは約4250億ドル。一方ライトソンのデータによると、13日時点の残高は1330億ドルだ。

リバースレポの有力参加者の1つとなってきたマネー・マーケット・ファンド(MMF)の姿勢に変化が見えている。TDセキュリティーズのシニア金利ストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ氏は「MMFがリバースレポからTビル購入に資金の振り向け先を転換しつつあるのは非常に良い兆候と言える。これは財務省がリバースレポに流入してきた資金を取り込むため、Tビル供給の軸足を超短期ゾーンに置いていることが一因と考えている」と述べた。

現時点で1カ月物Tビルの利回りは5.085%、2カ月物は5.15%で、足元のリバースレポ金利よりも高く、リバースレポからTビルへの資金シフトは想定通りだ、と複数のアナリストは話す。

ただこれらのTビル利回りは米連邦準備理事会(FRB)が利上げを続けるという想定が反映されている。ゴールドバーグ氏は、MMFがFRBの利上げ継続に不透明感を持ったままであれば、さらに積極的にはTビル購入を進めないかもしれないとくぎを刺した。

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