- 2023/06/16 掲載
米マイクロン、中国にコミット 既存施設に6億ドル投資
[北京 16日 ロイター] - 米半導体大手マイクロンは16日、中国にコミットしていると表明、同国・西安市の半導体パッケージング施設に今後数年で43億元(6億0300万ドル)を投資する方針を示した。
中国のインターネット規制当局は先月、マイクロンの製品について、ネットワークセキュリティー審査で不合格になったとし、重要インフラ事業者による同社からの調達を禁止すると発表した。
マイクロンは対話アプリ「微信(ウィーチャット)」に声明を掲載。審査には言及せず「今回の投資プロジェクトは、中国の事業とチームに対する当社の揺るぎないコミットメントを示す」とのサンジェイ・メロートラ最高経営責任者(CEO)のコメントを引用した。
今回の投資では、西安市にある台湾パワーテック・テクノロジー(力成科技)の子会社からパッケージング機器を購入するほか、モバイルDRAM、NAND、SSD製品を製造する新たな生産ラインを開設する。
また、西安市にあるパワーテック子会社の従業員1200人に雇用契約を提示するほか、追加で500人の雇用を創出する。これにより、マイクロンの中国の従業員数は4500人を超えることになる。
パワーテックは声明で、マイクロンによる購入は2016年の両社間合意の一部であり、収入面での影響は限定的との見方を示した。
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