- 2023/06/29 掲載
小売業販売、5月は前年比+5.7% ドラッグストア好調で15カ月連続増
[東京 29日 ロイター] - 経済産業省が29日公表した5月の商業動態統計速報によると小売販売額は前年比5.7%増の13兆1040億円となり、15カ月連続でプラスを確保した。プラス幅は4月の5.1%から拡大。ドラッグストアや百貨店の販売増が続いている。ロイター集計の民間予測は同5.4%増だった。
業種別の前年比は、自動車小売業が19.1%増、医薬品・化粧品小売業が10.8%増、その他小売業が7.2%増、飲食料品6.6%増など。
自動車は部品不足の響いた前年の反動で伸びた。飲食料品は価格上昇の影響で8カ月連続でプラスとなった。
業態別の前年比ではドラッグストアが9.0%増、コンビニエンスストアが5.5%増、百貨店が5.3%増だった。
ドラッグストアは飲料品や鶏卵、花粉症関連、紙製品などが、価格上昇の影響もあり伸びた。
一方、家電大型専門店は4.7%減だった。エアコンやテレビの販売不振が続いており、ネット配信などの浸透で、テレビは「構造的に縮小傾向にある」という。
*経産省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/index.html
※小売業販売額に関連する過去の記事は[JPRSLS=ECI]をダブルクリックしてご覧下さい。
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