- 2023/06/29 掲載
みなと銀、社員の先進性育成=保守的風土打破へ―武市社長
りそなホールディングス傘下で関西みらいフィナンシャルグループ(FG)子会社のみなと銀行(神戸市)は、先進性を備えた社員を育成することに取り組む。28日までに時事通信の取材に応じた武市寿一社長は「組織としてまだまだ保守的・閉鎖的。社員にはマクロから物事を考える視点を持ってほしい」と語った。
社員育成には、神戸発のスタートアップ企業オシンテックが提供するカリキュラムを導入する。同社は環境や人権などの国際ルールの傾向を把握できるサービスを提供し、グローバルとローカルの両方の視点で事業を進めている。カリキュラムを通じ、グローバルな視点を持ちつつ、地域や顧客といったローカルに及ぼす影響の仮説を立てる力を育てることを目指すという。
帝国データバンクによると、兵庫県内の企業のメインバンク調査で、みなと銀行は企業数で三井住友銀行に続き2位。武市社長は「1位との差はまだだいぶあるが、追い付いてきた。ただ、まだ実力不足」と話し、メインバンクシェアトップにふさわしい人材を育てることに意欲を示した。
【時事通信社】
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