- 2023/06/29 掲載
米自動車業界団体AAI、新たな排ガス規制案の緩和要望
環境保護局(EPA)は4月、乗用車と小型トラックを含む「ライトビークル」の2027─32年モデルの温室効果ガスと大気汚染物質の排出量を現行基準に比べて56%、年平均で13%減らすことを求め規制案を発表した。
これに関してAAIは、昨年時点でライトビークル販売台数の約6%だった電気自動車(EV)の普及拡大を事実上義務付ける措置だと指摘。一方でEPAの提案は「合理性も達成可能性もない」と主張し、バイデン大統領が2021年8月の大統領令で打ち出した2030年までに新車販売に占めるEVとプラグインハイブリッド車(PHV)の比率を50%にするという目標に沿った形に修正してほしいとしている。
AAIは、EPAの提案を実現するには全ての自動車の価格を引き上げ、消費者の選択を狭めて、米国内の多くの地域や国民に不利益をもたらすのは避けられないと警告した。
EPAは28日、提案についての意見募集期間が終わる7月5日以降に回答すると述べた。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR