- 2023/06/29 掲載
午後3時のドルは144円半ば、7カ月ぶり高値圏で底堅い
この日のドルは、仲値公示の後にいったん144.15円まで下落したが、その後すぐに持ち直し、午後は144.60円をつけるなど7カ月ぶり高値圏で売買が交錯した。
前日に行われた日米欧英の中銀トップの講演で「日本だけが大規模緩和を維持する状況を再確認できた。当局の円安けん制で、円の下値を売り込むのは難しいが、円の上値は戻り売りが狙われやすい」(外銀)という。
144円半ばでは、きょう権利行使期限を迎えるオプションに絡む売買が活発化しやすかったことも、値動きを抑制する一因になったとの声も出ていた。
ドル/円の上昇が限られたことで、対ドル以外で同時進行していた円安も一服となった。スイスフランは160円後半、ユーロは157円半ばと直近高値から小幅に下落した水準を推移した。
あすにかけて国内勢の四半期末、海外勢の半期末に絡む持ち高調整的な売買が続くため、突発的に値が振れやすい可能性を警戒する声も出ていた。市場筋の推計によると「結果的にドル売り圧力が高まる公算が大きい」(アナリスト)という。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 144.52/54 1.0891/95 157.43/47
午前9時現在 144.38/41 1.0915/16 157.59/63
NY午後5時 144.46/49 1.0911/15 157.64/68
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