- 2023/06/30 掲載
インフレ率が目標から乖離すれば利上げ必要に=アトランタ連銀総裁
[ダブリン 29日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、インフレ率が目標から乖離したり、インフレ期待が「困難な方向」に動き出したりすれば、米連邦準備理事会(FRB)は利上げせざるを得なくなると述べた。ただ現時点ではそのような状況にはないとした。ダブリンで記者団に語った。
ボスティック氏は「インフレ率が目標から乖離、あるいは大幅に失速するようであれば、おそらくさらなる対応が必要になる。インフレ期待が困難な方向に動き始めれば、さらに対応しなければならないだろう」とした上で、「今はそのどちらも見られない。このため、待つことに満足している。もし金利上昇の兆しが見えたら、金利を上げる必要がある、積極的に行動する必要があると言うだろう」と述べた。
また、ここ8週間で雇用が困難な状況が明らかに変化していると指摘。労働市場は依然としてタイトだが、「恐ろしいほどタイト」ではなく、パンデミック(世界的大流行)前の水準に近づいているとした。
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