フィデリティが再びビットコイン現物ＥＴＦの上場申請

［２９日　ロイター］ - 米資産運用大手フィデリティが再び暗号資産（仮想通貨）ビットコインの現物価格に直接連動する上場投資信託（ＥＴＦ）の取引所への上場を申請していることが、上場予定先であるＣｂｏｅグローバル・マーケッツが米証券取引委員会（ＳＥＣ）に提出した書類で明らかになった。

過去数年間でビットコインの現物ＥＴＦの上場申請は数十件に上り、フィデリティも昨年１月に申請を行ったが、ＳＥＣはいずれも認めていない。詐欺行為や相場操縦を防ぎ、投資家の保護や公共の利益実現につながる各種基準を満たしていないとの理由。

ただ最近になってブラックロックやウィズダムツリー、インベスコ、バンエックといった資産運用大手が相次いでビットコインの現物ＥＴＦの上場申請に動いており、フィデリティもこの流れに乗った形だ。