- 2023/07/08 掲載
東芝TOB、8月以降に=許認可手続きに時間
東芝の経営再建を巡り、国内投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)陣営によるTOB(株式公開買い付け)の開始時期が8月以降にずれ込む見通しとなったことが7日、分かった。早ければ今月下旬をめどに始める方針だったが、各国競争当局による許認可手続きに時間がかかっているという。
JIP陣営は、1株4620円で東芝へのTOBを計画。株式総数の3分の2以上の買い付けを目指している。最終的には全株を取得し、東芝を非上場化した上で、経営の安定と企業価値向上を図りたい考え。買収総額は約2兆円に上る見通しだ。
東芝は2015年の不正会計問題の発覚以来、「物言う株主」への対応などで経営の混乱が続いた。事態を収束させるため再建案の公募に踏み切り、今年3月23日にJIP陣営による買収提案の受け入れを決定。契約では、陣営はこの日から6カ月以内にTOBを開始する必要がある。
【時事通信社】
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