- 2023/07/10 掲載
スイス中銀、追加利上げの可能性 インフレ圧力上昇=副総裁
スイスの6月インフレ率は1.7%と、5月の2.2%から低下し、2022年序盤以降で初めて中銀の目標範囲内(0─2%)に戻った。
シュレーゲル氏は、地元紙Schweiz am Wochenendeとのインタビューで「最近のインフレ率低下にもかかわらず、インフレ圧力は上昇し続けている。インフレ率が中期的に2%を超えて定着するリスクはまだある」と指摘した。
市場は中銀が次回9月の会合で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げる確率を63%織り込んでいる。
シュレーゲル氏は、労働人口の減少など人口動態は将来の金利上昇を示しているとし「労働力不足により賃金や物価が上昇し、金利が上昇する可能性がある」と説明した。
さらに、再生可能エネルギーへのシフトとそれに伴う大規模投資もインフレ率と金利を押し上げる可能性があると述べた。
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