- 2023/07/10 掲載
仏中銀総裁、ECBインフレ目標引き上げに反対
総裁はまた、ECBの利上げはピークに近づいており、利上げの影響が経済全体に波及するのに十分な期間、金利は高水準に維持されるとの見通しを示した。2025年までにインフレ率を目標の2%まで低下させることを目指していると語った。
フランス南部エクサンプロバンスで開かれた会議で語った。
ブランシャール元国際通貨基金(IMF)チーフエコノミストやフランスのベテランエコノミスト、パトリック・アルテュス氏もインフレ目標を2%から引き上げる必要性を訴えてきた。
ビルロワドガロー氏は「インフレ目標を2%から3%に引き上げると発表すれば、金融機関は直ちに、少なくとも1%(ポイント)高い金利を課し」て借り入れコストが低下するどころか上昇するとした。
イングランド銀行(英中銀)のベイリー総裁は同じパネル討議で、2%という目標は、人々が毎日の経済的意思決定においてインフレを考慮する必要がない程度に低く、同時に物価調整の余地もあるためバランスが取れていると指摘した。
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